A-Lab Exhibition Vol.30
「これまでとこれからのかわるものと
かわらないものの日常の近未来」
新型コロナウイルスは私たちの日常を変えました。“新しい日常”と言われるようになった暮らしが、いつの間にか意識を変え、新しい基準をつくり、私たちはこれまでと違う行動をするようになりました。でも、漠然と“変わっていく”感覚はあるものの、実は誰もこの先がどうなっていくというのはわかりません。本展では、河野愛、さわひらき、玉山拓郎の3人の作家が、日常にあふれるものや、身近に存在しているもの、記憶などさまざなモチーフから、そんな近未来に思いを馳せたインスタレーションを展開します。すぐ先のことが見えにくくなっている中で、SF 的な視点とは違う「近未来」。私たちの身の回りで、これまでとこれからで、価値観が変わっていくもの、いつまでも変わらないものなどを感じてください。
会期=2021年10月23日(土)-2021年12月12日(日)
開館時間=(平日)11:00-19:00、(土・日・祝)=10:00-18:00
休館日=火曜日(11月23日は開館。11月24日は休館。)
入場料=無料
主催=尼崎市
協力=ベイ・コミュニケーションズ、ANOMALY、Art and Nepal、OTA FINE ARTS、STUDIO AQUA
【出展作家】
河野 愛、さわ ひらき、玉山 拓郎
【関連イベント】
-アーティストトーク-
兵庫県立美術館の学芸員・小林公さんをゲストに迎え、出展作家とのトークイベントを開催します。
日時=2021年11月28日(日) 午後3時~5時
定員=15人。
申込=必要。
【申込方法】
申し込み受付は、10月23日(土)から開始します。
電話、メール、ファクスでA-Labへ「イベント名、氏名、年齢、電話番号、人数」を明記ください。
【電話】 06-7163-7108
【メール】 amalove.a.lab@gmail.com
※なお、新型コロナウイルスの状況によっては、イベントを延期・中止することがあります。
最新の情報はあまらぶアートラボ「A-Lab」ホームページをご覧ください。
【注意事項】
会場では新型コロナウイルス感染予防および拡大防止対策を実施しております。
会場入口付近にも設置しておりますので、ぜひご鑑賞前にご一読いただければ幸いです。
皆様のご理解・ご協力をお願い致します。
【出展作家プロフィール】*作品画像は参考画像です。展示されるものとは限りません。
河野 愛 Ai Kawano
1980年 滋賀県生まれ。
2007年 京都市立芸術大学大学院美術研究科染織修了。
在学中にRoyal College of Art 交換留学。
大学院修了後、2017年まで広告代理店にてアートディレクターとして勤務。
現在、京都芸術大学美術工芸学科専任講師
染織やテキスタイルを制作におけるツールとし、陶やガラス、布、収集した骨董、写真などを複合的に用い、場所や人の記憶や時間、価値の変化をテーマにしたインスタレーションを発表している。
【受賞歴】
2001年 キヤノン・デジタル・クリエーターズ・コンテスト 2001 入賞 など
2007年 アミューズ アート ジャム 後藤繁雄賞
2018年 2018年度平和堂財団芸術奨励賞 受賞
【主な展覧会】
2018年 個展「in the nursery 逸話ではないもの」、ギャラリー崇仁、京都
2018年 「シガアートスポットプロジェクト Vol.1散光/サーキュレーション」、滋賀県立近代美術館、滋賀
2019年 「Story teller 物語を紡ぐ」、アキバタマビ21、東京
2021年 滋賀県立美術館リニューアルオープン記念展「Soft Territory かかわりのあわい」、滋賀県立近代美術館、滋賀
こともの foreign object | 2021 | 撮影 : Hyogo Mugyuda
さわ ひらき Hiraki Sawa
1977年 石川県生まれ。高校卒業後渡英
2003年 ロンドン大学スレード校美術学部彫刻科修士課程修了。
現在、ロンドン在住。
映像・立体・平面作品などを組み合わせ、それらにより構成された空間/時間インスタレーションを展開し、独自の世界観を表現している。自らの記憶と他者の記憶の領域を行き来する反復運動の中から、特定のモチーフに光を当て、そこにある種の普遍性をはらむ儚さや懐かしさが立ち上がってくる作品群を展開している。
【受賞歴】
2002年 East International Award など
2006年 Decibel Award for Artists
2010年 第22回五島記念文化賞
【主な展覧会】
2014年 「Under the Box, Beyond the Bounds」、東京オペラシティアートギャラリー/ Art Galleryof Greater Victoria、東京/ カナダ・ビクトリアBC) など
2017年 「Latent Image Revealed, KAAT Exhibition 2018」、神奈川芸術劇場、横浜
2019年 「Memoria paralela」、Museo Universidad de Navarra 、スペイン・パンプローナ
【主なコレクション】
Hirshhorn Museum and Sculpture Garden, Smithsonian Institute、ワシントン
Art Gallery of New South Wales 、シドニー
国立国際美術館、大阪
東京都写真美術館、東京
金沢21 世紀美術館、金沢 など
/home | 2021
玉山 拓郎 Takuro Tamayama
1990年 岐阜県生まれ
2013年 愛知県立芸術大学美術学部油画専攻卒業。
2015年 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画研究分野修了。
現在、埼玉県を拠点に制作活動を行う。
鮮やかな色彩の日用品や照明、映像を用いたインスタレーションを制作。ブラシ、モップ、皿、ソファなど多岐にわたるファウンド・オブジェクトと、独自のペインティングや映像の色調、モノの律動、音響を組み合わせることによって、緻密なコンポジションを持った空間を表現している。
【受賞歴】
2013年 愛知県立芸術大学平成24 年度卒業制作最優秀作品賞 など
2015年 ART AWORD TOKYO MARUNOUCHI 2015 後藤繁雄賞( 審査員賞)
【主な展覧会】
(個展)
2018年 Dirty Palace、CALM&PUNK GALLERY
2019年 The, Sun Folded.、OIL by 美術手帖
2020年 3 plane shapes、T-HOUSE New Balance、東京
2021年 Anything will slip off / If cut diagonally、ANOMALY、東京
(グループ展)
2019年 「Euphoria」、TICK TACK、アントワープ/ ベルギー
2019年 「Takuro Tamayama and Tiger Tateishi」、Nonaka-Hill、ロサンゼルス/ アメリカ
2019年 「思考するドローイング」、500m 美術館、札幌
2020年 「VOCA 展2020」、上野の森美術館、東京
2020年 「開館25 周年記念コレクション展 VISION Part 1 光について / 光をともして” 」、豊田市美術館、愛知
2020年 「Doubles/ Takuro Tam ayama + Ikki Kobayashi、HARUKAITO by island 」、 BLOCK HOUSE、東京
2021年 「Natsuyasumi: In the Beginning Was Love」、Nonaka-Hill、ロサンゼルス、アメリカ
2021年 「AICHI⇆ONLINE」、オンライン
2021年 「3人のキュレーション「美術の未来」」、渋谷ヒカリエ8/CUBE 1, 2, 3、東京
【パブリックコレクション】
高橋龍太郎コレクション
Anything will slip off/if cut diagonally (部分) | 2021 | 撮影 : 大町晃平
【アーティストインタビュー(河野愛/玉山拓郎)】
【2021年11月28日(日) アーティストトーク】